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人口増加の推移からみるオーストラリアの今後

By SCP編集部 in オーストラリア基本情報

ニュー・サウス・ウェールズ、ヴィクトリア、クイーンズランド、南オーストラリア、西オーストラリア、タスマニアの6つの州とその他特別区域で区分されているオーストラリア。日本の約20倍という広大な敷地には、グレート・バリアリーフ、ウルルなどの有名な観光地、世界遺産が点在しています。広大な敷地のため、西側は乾燥した地域で砂漠が存在し、住民は少ない地域です。東側は温暖湿潤な気候により、人口はこの地域に集中しています。

そんなオーストラリアですが、GDPが26年連続で成長を続け、今日、経済が潤っています。また、移民政策などにより今後の人口増加が見込まれる推移を、グラフとともに紹介していきます。
出典:International Monetery Fund

 

オーストラリアの年代別・性別人口推移

上記のグラフは、年代別・性別(オレンジ:女性/ブルー:男性)の人口グラフを表しています。現在、オーストラリアの人口は約2,459万人であり、日本の人口約1億2,659万人に比べ、約5分の1と非常に少ないことがわかります。
しかし、積極的な移民の受け入れにより、移民者が増加しています。その結果、近年にかけて人口増加が著しく、経済にも影響を及ぼしています。また、移民が多いことから異文化への理解が深い国としても知られています。

オーストラリアの年代・年齢別人口推移

上記のグラフはオーストラリア全体の年代・年齢別の人口変化を表しており、1980年~2017年の比較から、近年にかけて各年代で人口増加していることが見受けられます。
年齢別に分析すると、特に20~34歳のミレニアル世代と呼ばれる層が、前年代に比べ、増加の激しい結果となりました。この世代が前年に比べて急激な増加を示した理由は、上で述べた移民によるものであると考えられます。なぜなら、2010年の出生に対して7年で急激に人口が増えることはないからです。

この20歳~34歳のミレニアル世代は、ベビーブームの子世代にあたる世代であり、ネットが普及した環境で育ったため、高い発信力を持ちます。特にオーストラリアのミレニアル世代は日本の情報を最も取り入れるのが特徴です。ですので、この世代に積極的なアプローチをすることにより、日本の情報が多く発信されることも期待できます。

 

オーストラリアの年代・州別人口推移

州ごとに人口を比較した結果、一番人口が多い州はニュー・サウス・ウェールズ。次いで、ヴィクトリア、クイーンズランドと東海岸の州が圧倒的に西海岸より多くなっています。東海岸の3つの州が年々増加しているのに対して、他州の人口推移はほぼ横ばいとなります。
2017年には、ニュー・サウス・ウェールズ、ヴィクトリアが前年に比べ、わずかではありますが、クイーンズランドとの人口の差を広めていることがわかります。このことから、先ほど述べた20歳~34歳の人口は、この2つの州に集中していることがわかります。よって、ニュー・サウス・ウェールズ、ヴィクトリアが比較的若者の多い州となっています。

現在、日本では少子高齢化に伴う人口減少が騒がれています。そんな中、インバウンドの拡大と産業観光に力を入れ、訪日外国人を獲得することによる経済の発展を図ることが課題のひとつとなっています。近年、ターゲットとして有力な国はアジア諸国でしたが、さらなる発展を目指すためには欧米豪へのアプローチが必要になります。その中でもオーストラリアは、南半球に位置し、冬季の観光誘致が見込めるうえに、神社仏閣をはじめとする伝統的な建築物からポップカルチャーまで、日本の文化が幅広く愛されていることで知られています。

また、人口増加が著しいオーストラリアは、現在約2,459万人の人口が、2050年には3,800万人に達すると予測されています(出典:Australian Bureau of statistics)。GDPも成長を続けるオーストラリアの誘致が、今後の日本経済の活性化と地方創生の鍵になるかもしれません。

 

 

文:深野 真帆

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