BLOGS

インフルエンサーマーケティングとは?

By SCP編集部 in オーストラリアプロモーション/マーケティング

インフルエンサーマーケティング」とは、近年「口コミマーケティング」に変わって世界中で実施されている、比較的新しいマーケティング手法です。
Global Digital Report 2018によると、2018年のソーシャルメディア利用者は世界中で32億人、ソーシャルネットワークサービス(SNS)利用者は20億人を越えました。そんな中、SNSの中で特に注目すべきはインスタグラムで、800万もの企業がビジネス目的でインスタグラムアカウントを保有しており、5億人のインスタグラマーが毎日利用しています。

今までは、テキストや記事などのブログをベースとしたコンテンツマーケティングが効果的なマーケティング手法でしたが、近年では、直感的且つ的確にユーザーの心を掴むことが出来る写真や動画を活用したプロモーションが注目されています。
その中でも特に注目されている、インフルエンサーマーケティングについて解説します。

インフルエンサーとは?

インフルエンサーとは「影響を与える人(Infuence + er)」という意味で、各SNSプラットフォームで何千・何万人ものフォロワーを保有し、影響力や発信力を持つ人たちを指します。インフルエンサーは、決してセレブや有名人だけではなく、一般人が多いことが特徴的です。また、インフルエンサーを活用したマーケティング方法をインフルエンサーマーケティングと呼びます。なお、インフルエンサーは、インフルエンサーとマイクロインフルエンサーに分類されます。

参考元:ForbesInfluencer Marketing Hub

 

 

マイクロインフルエンサーとは

マイクロインフルエンサーとは、100人から10,000人(多いと100,000人)ほどのフォロワーを持つ比較的小規模で影響力を持つインフルエンサーのことです。インフルエンサーと比べ、エンゲージメント(「いいね、コメント、共有」数から分かる反響のこと)が高いことが特徴です。

インフルエンサーとマイクロインフルエンサーの違いは…

  1. フォロワーとの距離の近さ
  2. 特定の知識の有無
  3. 信頼度

に分けられます。

フォロワーとの距離の近さ

エンゲージメントについて、アメリカで調査を行ったところ、マイクロインフルエンサーとインフルエンサーそれぞれのフォロワーからのエンゲージメント率を測ったところ、

マイクロインフルエンサー(フォロワー1000人以下):15%

インフルエンサー(フォロワー1,000から10,000人ほど):7.4%

と、マイクロインフルエンサーのほうがエンゲージメント率が高く、フォロワーからの反響が大きいことが分かります。

つまり、フォロワー数だけを見るとあまり魅力的でなさそうなマイクロインフルエンサーですが、実際に消費者とのエンゲージメント率が高く、アピールしたい商品をより身近な距離で、効果的に発信できるのはマイクロインフルエンサーであると言えます。

特定の知識

マイクロインフルエンサーは、フィットネス、スポーツ、食、ファッション、ビューティーなど特定のジャンルの知識を有していることが特徴的です。

同様に、マイクロインフルエンサーのフォロワーも、その特定の分野に興味がある人たちであるため、マイクロインフルエンサーとそのフォロワーとの関係は近いと言えます。

信頼度

マイクロインフルエンサーの方が消費者の信頼度が高い傾向にあることも特徴的です。

例えば、ママさんブロガーを例に挙げると、ある企業が新しい育児グッズを、インフルエンサーを通してプロモーションをする際に、ママさんインフルエンサー1人に多額の金額を渡してお願いをするよりも、複数のママさんマイクロインフルエンサーに少額の金額を渡してお願いをするほうが企業側からするとコストを抑えることができ、消費者側からすると複数の人からの意見を受けることで信頼度も上がるという仕組みになります。

 

マイクロインフルエンサーをまとめると…

  • 「特定のジャンル + 少数のファン = 関わり + 信頼度」という法則で表せます。
  • マイクロインフルエンサーを活用したマーケティングは、フォロワー数が少ないため見る人は限られていても、大きな影響力を与えることが出来るという大きな魅力があります。
  • インフルエンサーとは違ってマイクロインフルエンサーは、特定の知識を有していることから消費者からの信頼度が高く、またフォロワーとの関係が深く、狭いものであるからこそ特定のターゲット層を狙う企業にとっては持って来いのマーケッターです。

 

参考:https://izea.com/2017/06/12/micro-influencers-101/ / https://www.forbes.com/sites/barrettwissman/2018/03/02/micro-influencers-the-marketing-force-of-the-future/#3e01615a6707

 

 

インフルエンサーが活躍する主なプラットフォーム

インフルエンサーが活躍する主な媒体はFacebook、Youtube、Instagram、Twitter、ブログなどとなっています。インフルエンサーマーケティングでは、主にエンゲージメント率によりその反響力が測定されます

 

 

インスタグラム

インフルエンサーが活躍するプラットフォームの中で、特に勢いを増してきているのが、写真と動画に特化したインスタグラムです。

Instagramによると、10億以上もの人がインスタグラムアカウントを所持し、うち5億人が毎日利用しているという数値が発表されています。

また、インスタグラム上でのビジネスに関しては、800万もの企業がインスタグラムを使ったビジネスアカウントを保有しており、80%のユーザーがビジネスアカウントを少なくとも一つフォロー、そして60%以上のユーザーが新商品や新サービスをインスタグラムを通して発見したとのデータがあります。

ハッシュタグがブランドと消費者との間の繋がりを作る役割をしており、興味や関心毎が共通している人同士が繋がることで、繋がりが無限に広がっていくという長点があります。

つまり、ハッシュタグによって、より多くの消費者にまでリーチすることができます。

また、2017年に発表された「ブランドとのコラボレーションの際にインフルエンサーが選ぶソーシャルメディアプラットフォーム」では、以下の結果となっています。

(出典:https://sproutsocial.com/insights/instagram-stats/

約80%のインフルエンサーがブランドコラボレーションの際にはインスタグラムを好んでいます。注目すべきことは、インスタグラムの次の人気のプラットフォームはブログですが、その割合はわずか16%。インスタグラムの人気が伺えます。

ではなぜインスタグラムが最も人気なのでしょうか?インスタグラムが人気である理由を紐解いていきます。

エンゲージメント

第1に、インスタグラムは他のSNSと比べ、エンゲージメントが非常に高いことです。

(出典:Statista

上のグラフは、2018年10月の時点での各媒体の利用数を表したものです。世界で最も多く使われているソーシャルネットワークは依然としてフェイスブックで、その数20億人以上にも及びますが、エンゲージメント率はどうでしょうか。以下は、マイクロインフルエンサーが考える、フォロワーとのエンゲージメント率の高さを各ソーシャルネットワークの媒体ごとに比較したものです。

(出典:https://www.socialpilot.co/blog/instagram-over-other-social-media-platform)

結果から、利用者数が多いからエンゲージメント率も高いというわけではありません。突出して利用者が多かったフェイスブックのマイクロインフルエンサーからの支持率は、インスタグラムの59%と比較すると18%と低く、エンゲージメントを期待していることで、インスタグラムが圧倒的に多くの支持を得ています。

ビジュアル重視

写真と動画が特化されているインスタグラムは、他のSNSに比べ視覚的にアピールしやすく、直感的且つ的確に閲覧者に伝えることが出来るというところが利用者の脚光を浴びている理由です。数字で見ると、写真付きの投稿はテキストのみの投稿に比べ:

  • 94%も高いエンゲージメント率
  • 40倍以上のシェア率
  • 80%の人が読む気になる

という違いがあります。

さらに、ビジュアルコンテンツはテキストベースのコンテンツに比べ印象的で記憶に残りやすく見る人の興味を簡単に集めることが出来るので、結果的に大きい影響力を与えることが可能です。

フィードバックが得られやすい

インフルエンサーが投稿したポストのコメント欄には商品やブランドに対するコメントが多く書かれやすい傾向にあるため、実際の消費者のリアルなフィードバックを得れるのに優れています。

 

 

オーストラリア出身の人気のインフルエンサー

オーストラリア出身の人気のインフルエンサーはどのような人が多いのでしょうか。

オーストラリア人の人気インフルエンサーを媒体ごとに調べたところ、オーストラリア人には主に「ファッション、ビューティー、フィットネス、メイクアップ」などの美容系、トラベル・ライフスタイルといったジャンルに携わるインフルエンサーが多いことが分かりました。

ブロガー

Nicole Warne(ニコール・ウォーン):ファッションブロガー、オンラインビンテージストア兼ブログ、Gary Pepper Girlを立ち上げられました。

オーストラリア出身の彼女は、オーストラリア有数の「デジタルインフルエンサー・ファッションインフルエンサー」で、世界中でのフォロワー数は230万人にも及びます。20歳という若さでファッション、Eコマースの分野で高く評価され、様々なプレミアムブランドとコラボレーションしています。

インスタグラムでは180万人ものフォロワーを持ち、人気ファッションブロガー、モデル、クリエイティブディレクターとして世界中から注目されています。

参考:GoPeople.com.auHow Nicole Warne Went From Farm Girl To International Fashion Icon:HongKongTatler

ユーチューバー

Wendy Huang(Wengie):ビューティー・ライフスタイルチャンネル、Wengieを運用されています。

オーストラリアとアメリカを拠点に活躍する彼女は、主にビューティーやライフスタイルのチャンネルを持ち、若い女性からの人気を集めています。ユーチューブではオーストラリア人ユーチューバーの中で最も多い700万人以上ものサブスクライバーを持ち、インスタグラムでも160万人のフォロワーを持っています。

参考:The Wengie YouTube Channel Hits #1 Most Subscribed Channel in Australia: prnewswire.com

インスタグラマー

Kayla Itsines(カイラ・イチネス):フィットネス、ライフスタイルブロガー、Bikini Body Guides(BBG)の創設者です。

オーストラリア、アデレード出身の彼女は、Bikini Body Guidesを立ち上げ、10~20代の若い女の子たちの間で瞬く間に人気となり、2017年にはFORBESで「トップフィットネスインフルエンサー・インスタグラムクイーン」の座に付きました。さらに同年のフィナンシャルレビュー2017では、Young Rich List (若者番・長者番付リスト)で若くしてトップ5に入るほどの勢いです。

インスタグラムでは1,030万人ものフォロワーを持ち、フィットネス界ではオーストラリア一の人気インスタグラマーとして名を知られています。

参考:The Elle AustraliaHow Kayla Itsines built a $63 million empire:NEWS.com.au

 

 

オーストラリア国内のインフルエンサーの有効的な活用方法

オーストラリア国内のインフルエンサーの活用方法や始め方についてご紹介します。

インフルエンサープラットフォームの活用

Influencers AustraliaHypetapなど、オーストラリア向けのインフルエンサープラットフォームを活用することでインフルエンサーを探すことが出来ます。これらはブランドや企業がインフルエンサー探しの際に利用できるサービスで、ターゲット層はもちろんジャンル、価格、地域などを選ぶことで、条件に合ったインフルエンサーを抽出することが出来ます。

これらは、現在は主にインスタグラムをメインとしておりますが、今後は他のソーシャルメディアプラットフォームでの運用も出来るように進められているそうです。

手動で探す

サービスを利用せずに手動で探していく方法もあります。インターネットに記載されているインフルエンサーリストとハッシュタグを同時に活用して探す方法がオススメです。ステップごとに見ていきましょう。

  1. ターゲット層やマイクロインフルエンサーのタイプなどを明確にする
  2. インフルエンサーがどのような人をフォローしているのかを知る
  3. エンゲージメント率を出す

ターゲット層やマイクロインフルエンサーのタイプなどを明確にする

どのようなマイクロインフルエンサーを活用すると効果があるのかを見極めることが最も重要です。見極めが完了したあとは、ハッシュタグを使ってその分野と関わりのあるインフルエンサーを探します。ハッシュタグを使って探すと、インフルエンサーではない一般の人のアカウントや全く関係のない写真が出てきてしまいますが、インフルエンサーの投稿するポストは一際目立つもの、いわゆる「インスタ映え」なものが多いのですぐに見つけられると思います。

インフルエンサーがどのような人をフォローしているのかを知る

インフルエンサーも他のインフルエンサーに影響を受けることが多々あるので、そのフォロワーの中でも気になった人に一目通すと、他社とすでにコラボしたインフルエンサーであった、ということもあります。

エンゲージメント率を出す

「いいね!」やコメント数を使ってエンゲージメント率を出すことで、条件に合ったインフルエンサーであるかどうかを判断することが出来ます。またコメントを見ることも大切です。時々、インフルエンサーが投稿したポストに他のインフルエンサーやブロガーがコメントをすることもあり、これらのインフルエンサーの大体がマイクロインフルエンサーであることもあるため、そこから他のマイクロインフルエンサーの存在に気づくことが出来ます。

参照:MediatoolkitScrunch

注意点

ここで注意すべきことは、「偽インフルエンサー」です。

最近オーストラリアでは、政府が「偽インフルエンサー」について喚起し、インスタグラムで活躍するオーストラリア人インフルエンサーの13.3%、数字にすると3500人が人気インフルエンサーと見せかけて、フォロワーがフェイクアカウントであったり利用されていないものであったことを明らかにしました。

上記に挙げたプラットフォームサイトは、これらの偽インフルエンサーの紹介を阻止するため、登録されたインフルエンサーユーザーの言葉使いや過去のブランドパートナーシップなどをチェックしているので信頼性があることが特徴的です。

また、フォロワー数よりもフォロワーとのエンゲージメント率に注目すること。

上記でも挙げたように、フォロワー数が多いからといって人気であると確信することはできません。フェイクフォロワーである可能性も見据えて、エンゲージメント率に注目しましょう。

参考元:https://www.smh.com.au/business/companies/the-instaliars-australia-s-influencers-with-fake-followers-20180313-p4z42o.html

 

 

オーストラリア国内のマイクロインフルエンサーの有効的な活用方法

マイクロインフルエンサーは一般の消費者側に近い立場にいるので、フォロワーの信頼性、エンゲージメントともに高く、各ジャンルごとにターゲットを絞ることができるので、特定のターゲット層が明確な場合に活用することが勧められます。

マイクロインフルエンサーを活用する際のリスク

しかし、ターゲット層やジャンルが特定されているからと言って、必ずしもマイクロインフルエンサーの活用が良い訳ではありません

マイクロインフルエンサーのフォロワー数は比較的少ないことから、そのうちの多くが知り合いや友人であるならば、企業側が求めるエンゲージメントには及びません。そういったことを理解し、フォロワーがどのような人なのかを知ることも事業の結果に左右されます。

また、インフルエンサーを高い金額を払って少数雇うのと、マイクロインフルエンサーを少額で多く雇うのとでは企業側の仕事量が変わってきます。マイクロインフルエンサーを利用することでコスト面では安上がりでも、その分の管理やアフターフォロー面では仕事量は増えるということです。

インフルエンサーとマイクロインフルエンサーのいずれにせよ、それぞれ長所・短所があるものです。

参考:https://influencermarketinghub.com/pros-and-cons-of-working-with-micro-influencers

 

 

サザンクロス・プロモーションズができること

弊社はさまざまなジャンルで活躍するインフルエンサーとのコネクションを持っているので、インフルエンサーを通したオーストラリアでのプロモーションのお手伝いをすることが可能です。オーストラリアでのプロモーションをお考えの方や、ご不明な点やご質問などがございましたらお気軽にご連絡ください。

サザンクロス・プロモーションズが提供出来るインフルエンサー戦略の詳細はこちら↓↓
https://www.scpromo.com.au/service/influencers

サザンクロス・プロモーションズのインフルエンサー戦略の実績はこちら↓↓
https://www.scpromo.com.au/works/influencers

 

 

この記事を書いた人:寳生美由
大阪府出身。高校留学をきっかけに家族で豪州移住。現在は大学でインターナショナルリレーションズとジャパニーズスタディズを専攻。シドニーでのお気に入りのは、ダーリングハーバーから眺める景色。

まずはお問い合わせください!

オーストラリア国内にて様々なマーケティング分野で仕事経験を積み上げてきた私たちが、日豪の文化・市場の特性を理解した現地に密着しているからできる効果的なプロモーションを提供いたします。
シドニーを拠点に、東京でのサポートもさせていただいております。
お気軽にご相談ください。

SNS

関連する記事

コメントを残す