用語

観光立国

意味

国内の特色ある観光資源（自然景観、生活文化、伝統歴史、スポーツや芸術など）を整備し、国内外へ訴求することで観光客を誘致。観光によってもたらされる経済効果をその国の経済基盤の一つにすること。

日本では2003年、観光立国化の政府決定を受け、立て続けに外国人の訪日を促す法案の制定や事業が実施され、外国人誘客に努めてきた。観光需要を獲得することで、景気好転だけではなく地域活性化や雇用機会の増大など間接的な効果も大いに期待されており、観光立国確立は今後の日本経済を成長させるために必要不可欠な原動力だともいわれている。

国連世界観光機関が発表している世界観光ランキングによると、第一位はフランス（2018年度）であり、日本は第11位であった。2003年に初めて「観光立国宣言」が当時の政府によってなされてから、「ビジット・ジャパン・キャンペーン」などのプロモーション活動を筆頭に観光立国実現に向けた取り組みが数多く実施されている。