GLOSSARY

モノ消費 / 観光用語集

用語

モノ消費

意味

消費者が一般的な物品やサービス(モノ)を購入し、その行為に価値を見出す消費活動を指す

モノ消費が最も盛んだった時期は次々と新商品が販売されるようになった高度成長期の1950年代後半だと言われている。「三種の神器(冷蔵庫・洗濯機・白黒テレビ)」や「3C「カラーテレビ・クーラー・自動車」に代表される最新家電を購入・保有することが豊かな生活の象徴であるとされた。やがて、ブランド品、宝石や高級家具などを購入することで自分の社会的地位や高級思考を満たすための精神的な消費活動に変化していった。

しかし、2000年代後半から大半の人が生活必需品を保有するようになり、またインターネットの普及によって新たな価値観が生まれ、多様化したことによって次第に「コト消費」へと移行していった。

日本のインバウンド業界は長い間、外国人観光客による「モノ消費」の恩恵を大きく受けてきた。しかし、最近、「コト消費」が減少している要因として、オンラインショッピングを通じて、日本でしか買うことができない商品を容易に購入することが可能となったことが挙げられている。高まるニーズに対応するために、地方自治体や観光関連団体は独自の「コト消費」を提供することでインバウンド客獲得に励んでいる。

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