GLOSSARY

コト消費 / 観光用語集

用語

コト消費

意味

2000年代後半から、モノ消費に代わる新しい消費スタイルとして挙げられるようになった「コト消費」。消費者が物品を購入する好意に価値を見出すのではなく、商品・サービスから得ることができる体験やコミュニケーションを楽しむことに価値を見出す消費行動を意味する。

日本のインバウンド業界においては、「座禅」「着物の着付け」や「和食」体験などが訪日観光客に人気な「コト消費」の例として挙げられる。まだ「モノ消費」の需要も高いアジア圏からの訪日客に対し、欧米豪からは「歴史」「文化」や「自然体験」に重きを置いた「コト消費」を目的に訪日している観光客が多い。

特に訪日外国人1人当たり旅行支出が最も高いオーストラリア人は訪日旅行へ最も期待していることして「和食体験」「自然・景観地観光」や「日本の歴史・伝統文化体験」などを回答しており、「コト消費」へのニーズが非常に高いと言える。なかには、観光産業発展による地方創生の一環として独自の観光コンテンツを確立することで、欧米豪からの訪日観光客誘致に向け、取り組んでいる地方圏も多い。

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