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茨城県ゴルフツアー誘客のためのBtoBゴルフイベントがメルボルンで開催

By SCP編集部 in イベントレポート

茨城県のゴルフイベント「IBARAKI GOLF DAY」

オーストラリアのゴルフ関係者に向けた茨城県のゴルフイベント「IBARAKI GOLF DAY」が、2023年10月3日にメルボルンのWoodlands Golf Clubにて開催された。本イベントは、オーストラリア国内の旅行会社やメディアをはじめ、ゴルファーを含めたさまざまなゴルフ業界関係者に直接茨城県をプロモーションすることで、茨城県の魅力を最大限にアピールし、今後の茨城ゴルフツアーへの誘客をより促進することが狙いだ。

茨城県は昨年11月にも、オーストラリアのゴルフ旅行会社の2社を招請し、県内ゴルフツアーの造成・販売を目的としたファムトリップを実施し、ファムトリップ後には招請した旅行会社2社による独自の情報発信に加え、オーストラリアのゴルフマガジン「Inside Golf」での茨城ゴルフツアーの露出や、茨城県のゴルフツアーが当たる懸賞キャンペーンなど、多角的にプロモーションを展開している。

上記のゴルフツアー造成やプロモーションは、JAMS.TVがの企画運営を担当し、今回の「IBARAKI GOLF DAY」では、ゴルフツーリズムの需要の高いオーストラリア市場において「訪日ゴルフ=茨城」のブランディングを強化するとともに、ひいては茨城ゴルフツアーの販路拡大が目的だ。

メルボルンのゴルフ関係者に茨城県の魅力をPR

「IBARAKI GOLF DAY」には、オーストラリア国内のゴルフメディア、ゴルフ場マネージャー、ゴルフツアー会社、マーケティング会社などのゴルフ業界関係者約20名が参加。残念ながら荒天のため、予定されていた9ホールのゴルフプレーは中止となったが、レセプションでは、茨城県産の⽇本酒や名産品などがふるまわれ、茨城県営業戦略部営業戦略統括官の橘川栄作氏が挨拶に立ち、茨城県における東京からのアクセスの良さとゴルフコースの質と高さを中心に、自然・食・観光をバランスよく楽しめる茨城県の魅力について熱く語った。
それに続き県の担当者からは、初心者でも楽しめるカジュアルなコースから首相が訪れるような名門コースまで、旅行者の幅広いニーズに対応可能な多様な県内ゴルフ場のほか、県が誇る名産品や観光地、人気の体験アクティビティなど茨城の魅力も余すことなく紹介された。
日本には2,000以上のゴルフ場があり、その多さはアメリカ、カナダに次いで世界第3位を誇る。その中でも、茨城県は「ゴルフの宝庫」と呼ばれるほど魅力にあふれ、ゴルファーの好みやレベルに合わせた多彩なコースが揃っている。ゴルフ場の数は全国で5番目に多く(114コース)、日本最高峰のゴルフトーナメントが開催されたことのあるゴルフ場は10カ所以上にも上る。関東平野に位置するため広くフラットなフェアウェイを生かした海を望むコースから、森の中の丘陵コースまで、さまざまなプレイを堪能できるのも、大きなアピールポイントだろう。
また、東京の北東部にあり、空の玄関口である成田空港・羽田空港や首都圏からのアクセスの良さから、国内外から多くのゴルファーが訪れる。県南部のつくばや県の中心である水戸市であれば、日本到着のその日にプレイすることも可能だ。多くのコースで日本の主要トーナメントや米国 LPGAが開催されており、女子プロの畑岡奈紗選手や男子プロの星野陸也選手などプロゴルファーを数多く輩出していることでも知られる。
オーストラリア現地で茨城県のゴルフツアーの販売を手がけるCGE Golf社とGimme Golf社は、昨年訪日した際に視察した茨城ゴルフのさまざまな魅力をオーストラリア人ならではの視点から紹介した。特に、オーストラリアでは珍しいキャディとカートの快適さ、日本独自の慣習でもある9ホール後の昼食・休憩、日本の遺産・史跡探索、地元の人々による世界クラスのおもてなしは、茨城でしか得られない価値であることを強調した。

CGE Golf社 Steven Baron氏

「日本で私たちが感心したのは、その清潔さ、整然さ、人々がとても礼儀正しいことです。ゴルフコースの宝庫、豊かな文化、美味しい料理。茨城に行けば、日本文化のあらゆる面でそういった文化を見つけることができるでしょう。訪日ゴルフの目的地として茨城県が優れている理由のひとつは、さまざまな場所へのアクセスが良くスムーズな旅行体験になるからに他なりません。アジアで多くの仕事をする中で、都市によってはホテルからゴルフコースまでの移動に時間がかかりますが、茨城では車の渋滞もなくどのゴルフ場へも簡単に移動できます。茨城ゴルフツアーは人気のゴルフデスティネーションとなりつつあるでしょう」

Gimme Golf社 Steve Worner氏

「日本はアクセスが非常に容易で、 オーストラリアと同じタイムゾーンにある最適なデスティネーションです。そして、茨城では1.5時間のドライブのみでゴルフ場に到着でき、すぐにプレーを始められます。朝到着して数時間でティーグラウンドに着くことができる点は、多くのゴルファーが気に入るでしょう。オープンフェアウェイはプレイしやすく、難易度の高さに打ちのめされることはありません。メルボルン周辺の多くのゴルフコースだといつも良いラインばかりではありませんが、茨城のコースは信じられないほど素晴らしかったです。さらに、雑誌に載っていた写真では美しさが伝えきれないほどの景色。違う国にいるのでゴルフをしない日には他に体験できるものがあるべきですが、日本にはそれがあります。スコットランドや他のデスティネーションと比べて、同程度の市場価格でもゴルフコースのみならず全部が素晴らしい。将来的には日本がゴルフデスティネーションとして成功することを願っています」

くじ引き一等賞 茨城県産の日本酒を贈呈

オーストラリアでは男女を問わず幅広い年齢層にゴルフが人気で、これまで世界的に有名なプロゴルファーを何名も輩出している。本イベントでは、昨年から続く円安の動きもありゴルフ関係者からの訪日意欲の高さがうかがえた。訪日外国人を増やすインバウンド対策としても注目を集める訪日ゴルフで、茨城ゴルフツアーは、茨城県の地方創生やゴルフ関連事業・市場を持続的に成長させる鍵となり得るだろう。

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