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2019年訪日外国人観光客数、過去最高数を記録

By SCP編集部 in ツーリズムデータ |

日本政府観光局(JNTO)は2019年の訪日外国人観光客数が3,188万2,000人(前年比2.2%増)となったと発表した。

韓国以外の19市場で過去最高の数字を記録。訪日オーストラリア人旅行者数も62万1,800人にのぼり、はじめて年間で60万人を突破した。

 


出典:「日本政府観光局(JNTO)」

 

オーストラリアにおいて訪日需要が好調に推移していることの要因として「2018年12月のシドニー⇔関西線の増便、2019年9月のパース-成田線の新規就航による航空座席供給量の増加に加え、日本におけるラグビーワールドカップの開催を契機とした日本の露出機会や訪日旅行需要の増加、旅行先としての日本への関心の高まりもあり、イースター休暇の移動に伴い訪日外客数が前年同月を下回った3月を除く全ての月で同月過去最高を更新した」との見解を示した。
(2020年1月17日プレスリリースより抜粋)

日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計の集計・発表
https://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/data_info_listing/index.html

 

また、年間の訪日オーストラリア人観光客数がはじめて60万人を超えたとして、JNTOシドニー事務所の田中所長は次のように述べた。

「昨年の12月にはThe Travel Awardsにて日本が”People’s Choice-Favourite Destination”賞をいただいたこともあり、さらに日本という国が注目されているという実感があります。

2020年はオリンピックイヤーということで世界から日本への関心が寄せられる中、オリンピックイベントだけではなく訪日の魅力をいかに伝え、次に続けていくのかという事が課題です。

今年中に訪日を促すYour Japanキャンペーンも実施し、更なる訪日拡大に向けて取り組んでいきたいです。

来月、シドニーで開催されるTravel Expoでは、日本からの共同出展者11団体とともに、7つのパッションの中で特にグリーンシーズンの訪日観光魅力の発信を目指し、自然、アウトドアに重点を置き訴求します。

豪州からのアウトバウンドの数字が5%前後で推移している中、日本への数字が対前年比12.6%ということは非常に喜ばしいと思いますし、日本がホット・デスティネーションである証だと思います。訪日プロモーションに携わる皆さんと一丸となったプロモーションの成果だと思いますので、お礼を申し上げたいです」


※Your Japanキャンペーン
観光庁および日本政府観光局(JNTO)が2020年に訪日外国人旅行者の目標数4000万人を達成するため、2020年ならではの日本各地の特別プログラムを募集し、効果的に海外発信するキャンペーンのこと。


※The Travel Awards
オーストラリアの旅行業界を熟知する専門家や有識者50名以上によって審査され、旅行会社・航空会社・地域やプロモーション施策など、37部門にてその労と成果をたたえるオーストラリア最大の旅行賞。2019年、人々によって一番好まれた目的地に贈られる
「People’s Choice – Favourite Destination」を日本は受賞した。

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