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2022年5月訪日オーストラリア人数まとめ/オーストラリアの現況と今後の国境再開について

By SCP編集部 in 速報 |

ロイターの集計によると、現在210を超える国・地域でコロナの感染事例が確認されている。世界のコロナ感染者は増加傾向に転じており、特にヨーロッパでは、感染力の強い変異株による感染者数増加が顕著だ。特に北半球では夏の旅行シーズンを迎えることもあり、人々の往来が活性化することによって、感染再拡大への懸念は拭い切れない。コロナとの共生を進めてきたオーストラリアでは、コロナ関連規制の大半が解除されており、大規模イベントが開催されるなど、日常生活を取り戻しつつある。

オーストラリアの現況

本格的な冬シーズンを迎えたオーストラリアでは、コロナ関連規制緩和に伴い、季節性インフルエンザ患者が急増している。患者報告数は4月末から増加傾向にあり、過去5年間で最も流行した2017年8月の患者数を超えるほど、猛威を振るっている。インフルエンザの感染拡大の要因として、過去2年間のロックダウンやマスク着用義務などのため、インフルエンザが流行せず、免疫が低下した人が増加したことや行動制限が緩和されたことで、人との接触機会が増えた点などが挙げられる。コロナとインフルエンザが同時流行する「ツインデミック」と称される状況であることから、医療逼迫への懸念が高まっており、政府や医療機関はインフルエンザワクチン接種を呼びかけている。

オーストラリアの国境について

オーストラリアでは、ワクチン接種を完了し、有効なオーストラリアのビザを保有するすべての渡航者の受け入れを再開している。コロナの拡大を受け、オーストラリアと日本を結ぶ直行便は大幅に減便・運休されていたが、シドニー・羽田線に関しては、7月から日本航空が週5便、全日空は週7便に増設するなど、他路線は運休しているものの、徐々に運行本数を増やしている。国内の観光需要も大幅な回復傾向を見せているが、観光業界はコロナ禍による深刻な人手不足に陥っており、市場回復の足かせとなる可能性が指摘されている。

オーストラリアからの日本への入国について

日本政府は6月10日から、2年ぶりに訪日外国人観光客の受け入れを再開したが、感染拡大リスクを抑えるため、旅程を管理しやすい添乗員付きパッケージツアーでの入国を条件としている。また、ツアー参加者は日本政府が策定した感染拡大予防ガイドラインの遵守や医療費補償が付いた海外旅行保険加入などが求められている。日本政府は国内の感染状況や受入れ体制などを考慮した上で、個人旅行客の受け入れ解禁を検討する狙いだ。

2022年5月訪日オーストラリア人数

オーストラリアからの入国の際には、日本政府による検疫強化(陰性証明書の提示など)や査証免除措置適用停止が適用されている。ただ、新たな水際対策措置の一環で、感染流入リスクが最も低い「青」の対象区分に認定されたため、観光目的の新規入国が条件付きで認められた。ただ、日本への直行便の大幅な運休・減便が影響し、2022年5月の訪日オーストラリア人数は1,500人に留まった(対2019年同月比96.8%減)。ちなみにオーストラリア政府はオーストラリア国民に対して、ワクチン接種完了を条件に、十分注意を払った上での渡航を許可している。

 

JNTOシドニー事務所田中所長のコメント

オーストラリアの朝のニュースでも、訪日観光客受け入れ再開が取り上げられるなど、改めて訪日に対する関心の高さが伺えました。

いち早く訪日旅行を取り上げたいと、7月出発のツアー造成に動いた旅行会社もいれば、複雑な手続きに対して、対応を考えている旅行業者もいるため、旅行会社によっても対応は千差万別です。

ただ、一般消費者の問い合わせは増加しており、どの社も対応に追われている状況になっています。
今後のさらなる規制緩和を見据えて、JNTOシドニー事務所では、8月下旬にシドニー及びメルボルンにおいて商談会を予定しています。

こちらの募集はJNTOのホームページにて案内予定ですので、ご確認下さい。
これからも多岐にわたるプロモーションを計画しておりますので、引き続き皆さまのご協力をお願いいたします。

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