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2021年10月訪日オーストラリア人数まとめ/オーストラリアのコロナ現況と今後の国境再開について

By SCP編集部 in 速報 |

感染者数が減少傾向にある国や地域では、日常生活の基盤回復に向けた動きに踏み出していたが、新たな変異ウイルス「オミクロン株」が確認されたことで、再び暗雲が立ち込めている。ヨーロッパを中心に感染が相次いでおり、イギリスでは、屋内でのマスク着用を義務化するなど、撤廃していたコロナ関連規制を再導入した。オーストラリアでも112日、オミクロン株の感染者が初めて確認されたことを受け、連邦政府は121日に予定されていた国境再開の延期を決定。オミクロン株にまつわる情報収集を進めるとともに、国民に積極的なワクチン接種や検査受診を呼びかけている。

オーストラリアのコロナ現況

1011日にニュースサウスウェールズ州、そして1022日にビクトリア州におけるコロナワクチン完全接種率が目標値に到達したことから、両州では厳しいロックダウン(都市封鎖)が解除された。現在は、ワクチン接種完了者を対象に、他家庭訪問の人数制限の撤廃や飲食店の営業が完全再開するなど、対面での交流が活発化している。一方、国内の主要都市ではコロナのワクチン接種に対する抗議デモが相次ぎ、1120日にはシドニーで最大1万人、メルボルンでは数千人が集結する大規模デモへと発展。オーストラリア連邦政府や州政府はこうしたデモ活動がクラスター発端の一因になり得ると危惧している。

オーストラリアの国境について

オーストラリア連邦政府は1129日、同国の16歳以上に対するコロナワクチンの完全接種率が80%に達したことを受け、国境封鎖措置の緩和を発表した。先立つ111日に、ワクチン接種が完了したオーストラリアの国民や永住権保持者などを対象に入出国規制緩和や入国隔離の撤廃が開始されていたが、この発表によって長年封鎖されていた国境が本格的に再開。1121日からシンガポールと隔離なしでの相互往来再開※を皮切りに、121日から一部州ではワクチン接種が完了した日本人渡航者などを隔離なしで受け入れる。しかし、この発表の数日後、オーストラリアでもオミクロン株の感染者が確認されたことで、日本などからの入国再開を2週間見送ることが決定された。オーストラリアでは、世界的にも厳格なコロナ関連規制を敷いていたことから、国内では再び外出規制やロックダウンなどの措置が導入されるのではと懸念される中、オーストラリア連邦政府は感染状況を冷静に見極めた上で、判断する姿勢だ。しかし、ようやく明るい兆しが見え始めた矢先での、オミクロン株の台頭は旅行や航空業界の需要回復を脅かし、さらなる大打撃を与えかねない。

現在、オミクロン株の感染拡大を受けて、入国の際の自己隔離が復活した。

202110月訪日オーストラリア人数

オーストラリアは、依然として入国の際の日本政府による14日間の隔離措置、PCR検査受験そして査証免除措置適用停止の対象となっている。一方オーストラリア政府は、ワクチン接種完了を条件に、十分注意を払った上での渡航を許可している。しかし、日本への直行便は引き続き大幅な運休・減便となっているため、202110月の訪日オーストラリア人数は300人に留まった(対2019年同月比99.4%減)

JNTOシドニー事務所長のコメント

多くのメディアに訪日旅行関連記事を取り上げてもらうため、主要メディアに対して、プレスリリース「Japan Hot List」を隔月で配信しています。10月には訪日機運が高まったため、日本の新設されたホテルや観光往来が再開された暁に行きたい場所など、多くの記事露出に繋がりました。また、JNTO本部主導で実施した富裕層向け商談会「Japan Luxury Showcase」がオンライン上で開催され、オーストラリアからは56名、ニュージーランドから11名に参加いただき、活発な商談が行われました。

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