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サザンクロス・プロモーションズがおすすめするターゲット別の最適なプロモーションの方法

By SCP編集部 in オーストラリアプロモーション/マーケティング

訪日外国人数が伸び、インバウンド事業が盛んになる日本。そのターゲット国として注目されつつあるのが、オーストラリアです。長期滞在と高い消費額という訪日オーストラリア人の傾向などにより、有名観光地域のみならず各地方の自治体や企業などがオーストラリア市場に目を向けています。

しかし、ひと口にオーストラリア市場といっても、そのニーズは人によってさまざまであり、どのようなプロモーションや広告手法が効果的かも異なるのが現状。そのため、オーストラリア市場で認知度を高めていくためには、しっかりとターゲットを絞り、そのターゲットに効果的なメディアやプロモーション方法を使ってアピールしていくことが必要です。

そこで本記事では、オーストラリア市場を大まかに4つの年齢層に分けて解説し、それぞれの年齢層に効果的なプロモーション方法についてご紹介します。

 

ジェネレーショナル・マーケティング

ジェネレーショナル・マーケティングとは、世代による価値観の違いを念頭に置いて行うマーケティングのことで、日本では世代ごとのマーケティングなどと呼ばれています。

欧米やオーストラリアでは、同じ世代の人々は生まれ育った時期の社会情勢や科学技術によって、似たような価値観やメディアに対する考え方を持っていることから、消費者を年代によって分ける際に生まれた年で大きく4つの世代に分けられます。

参考:https://www.visualmarketing.com.au/generational-marketing/

50代~60代の特徴

 

1946年~1964年に生まれた、現在50代半ばから60代の人々は「ベビーブーマー」世代と呼ばれ、オーストラリアの人口の約22%います。これは日本における団塊世代に相当し、退職前後でセカンドライフに差し掛かっている世代です。

この世代の特徴は、テレビ、雑誌、新聞などのマスメディアを好む利用者もたくさんいますが、SNSの利用者数は少なめです。FacebookなどSNSのアカウントを持っている人は多いものの、その多くは家族や友人と連絡を取り合うために使い、SNS上の広告に対してはあまり興味を示しません。店舗などに足を運び、実際に店員と話して購入を検討することを好んでいます。

参考:https://communityrising.kasasa.com/gen-x-gen-y-gen-z/

30代後半~40代の特徴

1965年~1979年に生まれ、現在は30代後半から40代(50代前半も含む)の働き盛りの世代を、「ジェネレーションX」といいます。日本ではいわゆる「新人類」「団塊ジュニア」と呼ばれる世代にあたり、オーストラリアでは人口の約20%を占めています。

オーストラリアでのこの世代は、下の若者世代と同じく頻繁にSNSを活用し、特にFacebookやビジネス向けSNSであるLinkedInをよく利用します。また、仕事人間が多い上の世代に対し、ジェネレーションXの人々はプライベートや家族を大切にするのも特徴で、特に男性にこの傾向が強くみられます。

情報収集の傾向としては、マスメディア、デジタルメディアの両方を使いながら、さまざまな情報源を参考にし、慎重に意思決定します。そのため、インバウンド事業者やオーストラリア出店を検討する企業が、この世代をターゲットと定めるなら、信頼できる情報をオンライン、オフラインの両方で発信していくといいでしょう。

参考:
https://www.thedubs.com/is-generation-x-an-untapped-goldmine-for-content-marketers/
https://cropleycomms.com.au/marketing_to_genx_art.html

20代後半~30代前半の特徴

1980年~1994年ごろに生まれた世代を「ジェネレーションY」といい、オーストラリア人口の約22%を占めます。日本では「ゆとり世代」「さとり世代」と呼ばれ、ともすれば揶揄されがちですが、手取り収入が多くマーケティングにとって非常に重要な世代です。

この世代はインターネットの発達とともに育ってきたため、情報への感度が高く流行に敏感。テレビや新聞などのマスメディア広告への信頼度は低く、口コミやネット上のレビューといったユーザーの意見を重視する人が多数います。経済的に恵まれた環境で育ったためか、上の世代のようなモノに対するこだわりが薄く、モノよりも経験を重視する傾向をもっています。

この年齢層がターゲットであるインバウンド事業者や企業は、口コミやレビューなどを数多く集め、その地域で経験できる活動の価値、商品・サービスがいかに魅力的な経験になるかをプロモーションすることが重要です。

参考:https://www.searchenginepeople.com/blog/16081-gen-y-marketing.html

10代~20代前半の特徴

1995年~2010年ごろに生まれた世代は「ジェネレーションZ」といわれ、人口の約18%を占めています。彼らの多くはまだ学生であり、経済力のある年齢層ではありませんが、将来の顧客として注目を浴びつつある世代です。

オーストラリアのこの世代の特徴は、教育水準が高く大学進学率が50%を超えていること、訪日する観光客数はこの年代の人々が多いことが挙げられます。そのため、インバウンド事業においては、非常に重要なターゲットとなり、さまざまなプロモーション施策を講じることができるでしょう。

彼らは小さい頃からスマートフォンやSNSに慣れ親しんで育っており、複数のSNSを目的に合わせて自在に使い分けるといった、ほかの世代にはないインターネットへの感覚をもっています。

例:Instagramで自分の欲しいものをチェックし、YouTubeで使い方や使用者のレビューを見て購入を決め、購入後の感想をTwitterでつぶやいてシェア

このようにさまざまなSNSを巧みに使うジェネレーションZですが、Facebookにはあまり関心をもっておらず、時代遅れでクールじゃないととらえています。手軽に写真を送りあうことができるInstagramSnapchatといったSNSが、この世代にとても人気です。

参考:
https://www.businessinsider.com.au/generation-z-things-gen-z-are-killing-facebook-ralph-lauren-2018-5?r=US&IR=T
https://www.cmo.com.au/article/644744/depth-art-dealing-generation-z/
出典:
https://mccrindle.com.au/insights/blogarchive/australias-population-map-and-generational-profile-update/

 

 

年齢層別の効果的なプロモーション手段

50代~60代

この年齢層は、オンライン広告よりもマスメディア広告を好む傾向をもっています。そのため、おすすめのプロモーションは雑誌広告への掲載。雑誌ごとに細かくターゲット層が分かれており、届けたい層に確実に広告を読んでもらうことができます。

また、雑誌はほかのメディアと異なり、長く保管でき何度も読み返すことができるため、長期的な広告効果が期待できます。オーストラリアでは、『Luxury Travel』や『Vacations & Travel』が高年齢層、富裕層向けの旅行雑誌として有名です。

→オーストラリアの雑誌事情について詳しく知りたい方へ
ローカルメディア戦略

特定のセグメントではなく幅広い人たちにアピールして認知度を高めたいならば、新聞広告も選択肢でしょう。例えば、オーストラリアで最も人気のある新聞『シドニー・モーニング・ヘラルド』紙・土曜版では、旅行特集を掲載しており、旅行に興味のある幅広い層にリーチすることが可能です。

→オーストラリアの新聞事情について詳しく知りたい方へ
【海外PR戦略】オーストラリアの主要ニュースメディア -新聞編-

そして、旅行や日本に関係するイベントに出展することも、オーストラリアのこの世代への認知度アップにつながるプロモーション手段として非常に有効です。

べビーブーマーは、人とのコミュニケーションにより、購入の意思決定をする傾向が強いため、こうしたイベントで直接彼らと接することは大きな強みとなります。しかし、イベントは大都市で開催されるため、それ以外の地域へのプロモーション効果が低いことが難点です。郊外や地方でのプロモーション展開を検討している場合、この点に注意しましょう。

→オーストラリアでのインバウンドにつながるイベントについて詳しく知りたい方へ
【インバウンド】訪日観光客誘致に繋がるオーストラリアでのPRイベント・展示会4選

30代後半~40代

SNSを積極的に使いこなす30代後半~40代にアピールする最良の方法は、Facebookを使った広告です。オーストラリアでは、非常にFacebookの人気が高く、この世代の75%の人がアクティブユーザーとなっています。

Facebook広告は、年齢や趣味・関心などから細かくターゲット設定ができ、興味がありそうな顧客にダイレクトに広告を届けられることが特徴。そのため、マスメディアを使った広告に比べ、高い費用対効果が期待できます。

→オーストラリアのSNS事情について詳しく知りたい方へ
オーストラリアのSNSとソーシャルメディアマーケティング

また、オーストラリアのこの世代は、ダイレクトメールやクーポンに対してよく反応します。この層をターゲットにするインバウンド事業者や企業は、ウェブを使った懸賞キャンペーンクーポンといったプロモーション施策も視野に入れるといいでしょう。

→オーストラリアの懸賞キャンペーンについて詳しく知りたい方へ
豪州市場向け片品村の認知度向上および販売促進を目的とした懸賞キャンペーンの実施

参考:https://www.visualmarketing.com.au/generational-marketing/

20代後半~30代前半

20代後半~30代前半の人々に対してプロモーションを行う際、新聞やテレビなどのマスメディアではなく、InstagramFacebookといったSNSに重点を置くことが大切です。前述したように、彼らはマスメディアを通して発信される広告にはあまり好意的ではなく、自分と同じ目線で商品を評価する口コミやレビューを信頼します。そのため、彼らにアプローチする際にはSNSを用いたインフルエンサーマーケティングが有効です。

→インフルエンサーマーケティングについて詳しく知りたい方へ
インフルエンサーマーケティングとは?

また、Facebook広告もこの世代に対しては効果的です。デロイトオーストラリアによる調査では、20代後半~30代の80%がFacebookを日常的に利用しており、50%以上がSNS上の広告によって購入を決定することがあると答えています。

出典:http://landing.deloitte.com.au/rs/761-IBL-328/images/tmt-media-consumer-survey-2017-INB_pdf.pdf

Facebookと同じように、年齢や趣味で細かいターゲティングができるGoogle広告もおすすめです。こちらも特定のキーワードで検索した人を対象に広告を表示できるため、関心がある人にダイレクトに届き、高い費用対効果が望めます。

彼らをターゲットにしてプロモーションする場合に抑えておきたいポイントは、モノよりも経験を重視するという世代ということ。インバウンド事業者や企業が彼らに訴求するには、単純に金額面でのお得さをアピールするよりも、地域や自社の商品・サービスでどのような経験を得られるかにフォーカスした広告を打ち出すことが重要です。

10代~20代前半

スマホやSNSとともに育ってきたこの世代に対してアピールする一番の方法は、やはりSNSを使った広告です。特にビジュアルを使った広告は有効であり、InstagramYouTubeSnapchatなどは、広告媒体として非常に高い効果が得られるでしょう。しかし、SNS上は広告があふれているのが難点。闇雲に広告を打っても彼らのハートをつかむことはできません。

この年齢層の人々は、面白みに欠けた広告はスキップする一方、独創的でユーモアのある広告は積極的に見るという特徴をもっています。そのため、広告自体のユニークさや美しさを追求し、ほかの広告と差別化することが望まれます。

上述しましたが、Facebook離れが進んでいる世代です。10~20代前半の若者をターゲットにするなら、FacebookよりもほかのSNSに注力して、自社の商品・サービス、地域の魅力を発信しましょう。

→オーストラリアのSNS事情について詳しく知りたい方へ
オーストラリアのSNSとソーシャルメディアマーケティング

また、広告と違ってスキップされにくいインフルエンサーマーケティングも効果的です。この世代の人々はSNSを使って発信することが多いため、インフルエンサーとユーザー生成コンテンツを使ったキャンペーンを組み合わせることで、大きな反響を呼ぶことも期待できます。ただ、ターゲット層によってどのインフルエンサーが影響力を持っているかは異なるため、インフルエンサーの選定が大きな鍵となります。

→インフルエンサーマーケティングについて詳しく知りたい方へ
インフルエンサーマーケティングとは?

参考:https://www.visualmarketing.com.au/generational-marketing/

 

 

まとめ

オーストラリア市場で効果的にプロモーションしていくためには、しっかりとターゲット、特にターゲットとする年齢層を絞って、その世代に響くマーケティング施策を実施していくことが重要です。

サザンクロス・プロモーションズは、オーストラリア市場でのマスメディア広告、Facebook広告、インフルエンサーマーケティングなど、さまざまな実績とコネクションをもっており、オーストラリアにおけるプロモーションのサポートをしています。オーストラリア市場でのプロモーション、広告について興味がある方は、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

 

この記事を書いた人:山口 宙大
北海道出身。一橋大学商学部にてマーケティングを専攻中の大学3年生、現在はニューサウスウェールズ大学に交換留学中。趣味はサイクリングとアウトドアグッズ収集。

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オーストラリア国内にて様々なマーケティング分野で仕事経験を積み上げてきた私たちが、日豪の文化・市場の特性を理解した現地に密着しているからできる効果的なプロモーションを提供いたします。
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