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新型コロナによるサービス産業への影響〜オーストラリア編〜

By SCP編集部 in 速報 |

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を阻止すべく、オーストラリアでは、サービス産業への規制が日に日に強化されています。新型コロナウイルスはいつ終息するのか、世界中が先行きの見えない不安で包まれている中でオーストラリアのサービス産業は規制とともに変わりつつあります。オーストラリアではサービス産業停滞を緩和・打破すべくリモートでのサービス提供や新型コロナウイルスによる規制に対応したサービス提供が注目を集めています。新型コロナウイルスに対応したサービス提供が行われる中で、停滞期の今からでもできる訪日オーストラリア人誘致に向けたプロモーションをどのように行うべきなのでしょうか。

本稿では、規制が強まるオーストラリアの現状とサービス産業の多様化について取り上げていくとともに、新型コロナウイルスによる停滞期に対応した訪日インバウンドプロモーションの方法を解説していきたいと思います。

オーストラリア政府のコロナに対する国外渡航への対処法

Coronavirus disease outbreak (COVID-19) – warning alarm message statistic

新型コロナウイルスの感染拡大により、オーストラリア国内での状況は毎日のように変化しています。下記は対処法の一部であり、日に日に規制が強化されていることが分かります。

【3月26日更新】モリソン豪首相は、オーストラリア人の出国を禁止すると発表しました。(必要不可欠なサービスを除く)

【3月22日更新】モリソン豪首相は記者会見し、必要不可欠ではない(国内)旅行(特に州をまたがる旅行や長距離の移動)を直ちに避けるよう呼びかけました。

【3月19日更新】モリソン豪首相は、オーストラリア国民及び居住者または、直接の家族以外のオーストラリア入国を禁止することを発表しました。3月20日21時(オーストラリア東部標準時、AEST)から適用されました。(豪州モリソン首相の記者会見

【3月18日更新】オーストラリア政府は、日本を含む海外へのすべての渡航について警戒レベルを4段階のうち最も高い「渡航禁止」とすることを発表しました。海外に滞在している自国民に対しても、できるだけ早く帰国するよう要請しています。(最新情報は、オーストラリア政府ウェブサイトにて確認ください)

【3月15日更新】オーストラリア政府は、海外からオーストラリアへ入国するすべての渡航者に対して、14日間の自己隔離措置を義務づけることを発表しました。また、すべての国際クルーズ船も30日間オーストラリアへの入港を禁止することを発表しました。(詳しくはBBCニュースにて情報掲載有り⇨BBC ニュース

※政府発表の最新情報はサザンクロス ・プロモーションズ の【新型コロナウイルス】オーストラリアの状況についてにてご確認ください。

 

サービス産業の変化

宿泊施設 〜新型コロナウイルスに対応した宿泊プランの提供〜

モリソン豪首相は、オーストラリア国民及び居住者または、直接の家族以外のオーストラリア入国を禁止することを発表しました。このことから、多くのホテルをはじめとする宿泊産業は経営が厳しい状況にあります。また、海外からのオーストラリアへの帰国者は14日間の自主隔離が義務付けられたことからも宿泊施設の予約キャンセルが相次いでいます。

そんな中で、短期滞在者向けの宿泊施設を提供しているBeyondでは状況を打破すべく、新しいサービスの提供をはじめました。14日間の自主隔離が義務付けられた者に対して、14日間滞在できる宿泊場所を提供しそれとともに、Wifi・Netflix・ゲーム・フードデリバリーなどをつけたサービスの提供をはじめました。(詳しくはこちらから⇨https://www.beyondaroom.com/book-a-stay.html

飲食店 〜デリバリーサービスの提供〜

3月23日より適用された制限により、レストラン及びカフェは宅配のみのサービス提供となりました。さらに3 月25日には、フードコートなどのサービス提供も宅配のみのサービス提供へと制限されるなど、多くの飲食店が一時休業をせざる追えない状況です。そんな中で、サービスの停滞を打破すべく宅配サービスの提供をはじめました。

それらの飲食店をサポートすべく、シドニーを中心に活動しているフードインフルエンサーTristan LutzeSaving Platesを立ち上げ、オーストラリアでも有名なレストランが新型コロナに対する規制にどのように対応しているかを紹介しています。一方では、Chloe ChaplinはMosman Eating(ウェブサイト)を立ち上げ、ローカルの飲食店をサポートすべくテイクアウェイやピックアップサービスの紹介を行っています。

フィットネス 〜 ヨガスタジオがオンラインに〜

3 月22日のモリソン豪首相は記者会見し、3月23日(月)正午から必要不可欠な施設以外は閉鎖されると発表しました。それにより、ジムをはじめとした屋内スポーツ施設の閉鎖が義務付けられ、多くのジムや屋内スポーツ施設が新型コロナウイルスの拡大を防ぐべく施設の閉鎖を余儀なくされました。

それにともない、シドニーのヨガスタジオLiving Flow では会員メンバーの心と体の健康をサポートするために、ライブレッスンをZoomにて開始しました。会員メンバーはオンラインにて簡単にタイムテーブルを確認することができ、気軽にZoomにてヨガクラスに参加することが可能です。(詳しくはこちらから ⇨https://www.facebook.com/livingflowyogaashfield/)

エンターテインメント 〜ブックデリバリー〜

一時閉店を余儀なくされたYarranbilleに位置するThe Sun BookStory では、家にこもっているローカルを元気づけようと、ブックデリバリーサービスをはじめました。電話または、オンラインにて宅配サービスの注文を受け、それぞれの家庭に本を届けます。

(詳しくはこちらから ⇨https://sunbookshop.com/we-are-closed-but-were-still-here/)

 

停滞期の今からできるプロモーション施策

SNSを活用した認知度の拡大

オーストラリアでは、70%の方がFacebookを利用しており、34%がインスタグラムを利用しています。この数は、オーストラリアでのSNS利用が一般化されていること示しており、オーストラリアでのSNS広告を活用することによりユーザへのリーチ数をさらに広げることが可能です。また、この新型コロナによりビーチ閉鎖やイベントのキャンセルなどにより家にいる時間が多くなっているため、SNSの利用率もさらに高くなることが予想されます。

SNS広告の中でも上記二つのFacebook広告やInstagram広告などへの広告出稿をすることで、次の旅行先を計画しているオーストラリア人や旅行がキャンセルになった方などへ日本の観光地を知ってもらい認知度を高めることができるでしょう。これらは、今後の訪日オーストラリア人インバウンド対策を進める上でも鍵となってきます。

(オーストラリアのSNS事情については詳しくはこちらから→オーストラリアのSNSとソーシャルメディアマーケケティング)

(*参照元:HootSuite「Digital in 2018 in the United States

新型コロナウイルス終息へ向けてのプロモーション

終息が不透明な新型コロナウイルスですが、イースターホリデーキャンセルにより終息後のオーストラリア人の旅行消費は活発になることが予想されます。そのような機会を最大限に活用するため、さらには2021年のオリンピック開催に向けて長期的な施策が必要となってきます。

認知拡大から商品・サービスの訴求までオーストラリアを知り尽くしたサザンクロス・プロモーションズ では、クライアント様それぞれにそったプロモーションプランを提案することが可能です。

 

サザンクロス ・プロモーションズができること

広告出稿・運営

サザンクロス ・プロモーションズでは広告の出稿はもちろん、オンライン広告の運営サービスも提供しています。オーストラリア市場を熟知したサザンクロス ・プロモーションズ だからこそ効率的で効果的なキーワード抽出を実現することができます。また、サービス提供後の結果報告レポートなどもカバーしているため安心してサービスを利用していただくことが可能です。

バイリンガルによるキャッチコピーや文章執筆

日本とオーストラリア双方の文化に熟知したバイリンガルスタッフにより効果的なプロモーションの実現が可能です。特にネイティブの興味を引くようなキャッチコピーや文章の作成は、訴求したいターゲット層への効果的なプロモーションにつながる重要な役割をになっています。双方の国の特性を十分に理解したバイリンガルスタッフが担当することにより、ネイティブに受け入れられやすく興味を持ってもらいやすい文章の制作が可能です。

G’Day Japan!のデータベース

サザンクロス ・プロモーションズが手掛ける自社メディアであるG’Day Japan!では、オーストラリア人をターゲットにしたインバウンドプロモーションを行うには最適なメディア媒体だと言えます。

2020年現在では、会員数は45,000人、ニュースレター会員数33,000人、Facebook数約19,000人を誇る媒体です。G’Day Japan!のウェブサイトにバナー広告や特集ページを掲載することで、より効果的に日本好きオーストラリア人をお客様の事業へと誘導します。さらに、G’day Japan!について詳しく知りたい方はこちらで紹介しています。→G’Day Japan!

  • G’day Japan!のウェブサイトはこちらから。

 

オーストラリアでのインバウンドプロモーションに関するご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください

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